【土地を高く売るポイント】
土地を少しでも高く売りたいと考えている方は多いと思いますが、いくらで土地が売れるか?については、はっきりいって不動産会社次第となります。
「土地の不動産売買に長けていない業者であれば、失敗する。」ことも多々あります。
従って、不動産会社に媒介契約を依頼する際は、土地の売買に長けた業者に依頼することが非常に重要です。
売主として土地を高く売りたいのであれば、「この不動産会社に売却を依頼しても良いのか?土地の売買に長けているのか?」を見極める必要があります。
土地の売買方法を頭に入れておく
土地を売買するときは「公簿売買」と「実測売買」の2つの方法があります。
公簿売買とは、実際に土地の面積を計測せずに、土地の登記簿に記載されている面積で坪数を計算することを言います。
実測売買では、実際に土地の計測を土地家屋調査士に依頼して、面積を出します。登記簿への登記から年数が経っており、現況と差異があるかもしれない場合はこの方法で用います。
土地家屋調査士に計測を依頼しているため、その分費用がかかりますが、公簿売買で買主が購入した場合、現況の土地の坪数と誤差があると法律に引っかかって買主が思っていたような建物が建てられない状況が発生して、売主とのトラブルになったりすることがあります。反対に実際に計測してもらった結果、当時の登記簿に記載されている面積よりも大きくて買主が得をした(売主は損する)という場合もあります。そのため、土地を高く売るためには、まず土地の状態を自身で詳細に把握(調査)しておくことが大切であるといえます。
【戸建てを高く売るポイント】
中古住宅を売る場合は、特に湿気によるカビと白アリに気をつけなければなりません。壁、台所やトイレ、洗面所などの水回りは特に査定に響きます。
売却する前にしっかりとカビ対策がなされていないと、クリーニングしなければなりません。その場合は、専門業者に依頼しなければいけないので、費用が発生してしまいます。
窓が広く、台所や風呂場の換気対策が十分なのも大切です。特に木造住宅だと白アリが発生することがあります。売却する前に業者に駆除してもらい、駆除してもらった証明書があると良いでしょう。
【アパートを高く売るポイント】
アパートを高く売るポイントは、そのアパートの収益性です。つまり、常に入居者が満室の状態、若しくは入居者を確保しやすいということが、高く売れるポイントになります。
賃借人がいる場合は、賃借人に立ち退いてもらった方が高く売却できることがありますが、立ち退いてもらうための費用などトラブルもあるので、現状で売却する方が現実的です。
【中古マンションを高く売るポイント】
中古マンションを高く売る方法として、次の言葉をご存知でしょうか?「PDCAサイクル」という言葉です。「PDCAサイクル」とは、事業活動で用いる品質管理業務などを効率よく進める方法に良く用いられています。
この「PDCAサイクル」はマンションを売却するときにも有効です。
・Plan・・・計画=より高い価格で売却するための計画
・Do・・・・実行=計画通りに売却活動を実行
・Check ・・検証=マンションの内装をしっかりと点検する
・Action・・改善=必要であればリフォームを考える/売却できないときは計画を見直す
このように書くと当たり前のことのように思えてしまいますが、実際に実行するのは大変だと思います。ですから必要範囲内は自分で実行し分からないことは専門家の知識を頼ることをお勧めします。
相場を知りセールスポイントを把握しておくと希望売却価格の設定も容易になります。少しでも高く売るためには、自身が所有している物件のセールスポイントを把握しておくことが大切です。