マンション住まいでは叶えられそうにない大掛かりなキャットウォークや遊び場の設置は、一戸建て住宅ならば思い描いたとおりに叶えられるでしょう。
そこで、ペットの安全に配慮するために一戸建て住宅でやっておくべき猫の脱走予防対策や、どこから外へ出てしまいやすいのか、注意すべき点などを含めてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら一戸建て住宅で猫が脱走しやすい3つの場所!
屋内でずっと暮らしていれば、外に興味を持たないかもしれないと思われる方もいますが、音やにおいなどの刺激に驚いたり興味を持ったりして、簡単に外に飛び出してしまうものです。
一戸建ての住宅ではどこから脱走しやすいのか、とくに注意をしておきたい定番の3つの場所を解説します。
出入りの多い玄関は脱走場所の定番!
玄関は人も頻繁に出入りするスペースがあるので、脱走しやすい十分な広さがあり、興味をそそられる外の様子が漏れ聞こえやすい場所と言えます。
脱走しやすいポイントは、室内スペースと玄関とを区切るドアを開け放した状態で、玄関も開けている場合です。
猫は自分の頭が通過できる幅があれば、どんな狭いところでもとおり抜けられてしまうので、人が思っている以上にドアの開け閉めには気を付けておいたほうが良いでしょう。
わずか数cm開けておいただけでも、頭を押し込むなどしてするりとドアをとおり抜け、その先に見える玄関の外の世界へと飛び出してしまうかもしれません。
窓の網戸は猫が自分で開けてしまうかも?
続いて脱走しやすい場所は窓ですが、全部を開け放さずに網戸を閉じていれば大丈夫だろうと思うのは、危険です。
人が思う以上に猫は力があり、軽い網戸であれば爪を引っかけて簡単に自分がとおり抜けるだけのスペースを開けてしまいます。
また、網戸自体が柔らかな素材でできていると、爪を引っかけたことによって穴が空き、そこから外へ出てしまう可能性は少なからずあるでしょう。
高い位置にある・窓が小さいなども安心材料にはならないので、窓は脱走しやすい場所だという認識を持つほうが安全です。
ベランダからも脱走を図る可能性がある
出入り口ではないにせよ、人が出入りできる大きさのあるベランダへも、気を付けておかないと猫が外へ出てしまいます。
春先や秋頃など、エアコンがいらない時期にはベランダへの窓を開けて室内に風を取り入れることがよくありますが、そんな時期こそ猫が脱走しやすいとも言えます。
2階以上にあるベランダからならば大丈夫だろうと考えるのは甘く、背の高い木やカーポートの屋根づたいに降りていってしまうケースは少なくありません。
また、1〜2m程度ならば躊躇なく飛び降りてしまう個体もいるので、高さがあるから外へは出ないと考えるのはやめましょう。
一戸建て住宅で猫を脱走させないための対策!
一戸建ての住宅内で猫が脱走しやすい場所を解説してきましたが、この項目ではそれぞれの場所でできる対策をご紹介します。
玄関には内扉や背の高いゲートを設置する
玄関は何かと人の出入りがある場所なので、快適性や見た目も損なわないような対策をすると、住む方にとっても良いでしょう。
玄関への対策では、脱走防止にもう1つドアや仕切りを設け、猫が玄関に近付けないようにする工夫がおすすめです。
たとええば、ジャンプしても乗り越えられない高さのゲートを設置したり、内扉を設置したりなどは確実な抑止力となります。
ゲートを設置する場合は、飼っている猫が乗り越えられない高さにし、近くに棚や物を置かないようにして室外に出ることを防止します。
窓にははめごろし・耐久性の高い網戸を設置する
窓を開けられないのは通気性の面から良くはないので、網戸のほうに対策を施し、簡単に脱走できない環境を整えるのがおすすめです。
窓にははめごろしの網戸を設置したり、爪で引っ掻いても大きく破れないような耐久性の高い網戸を設置したりするだけで、外に出られなくなります。
市販されているステンレス製の目の細かい網戸は爪が引っかかりにくく、たとえ引っかかれても大きく破けないので、脱走を防止に効果的です。
また、防犯用に販売されている窓の可動域を制限する後付けロックなどを使って、猫が出入りできない幅までしか窓を開けられないようにするのも良いでしょう。
ベランダの出入りには猫が近くにいないことを確認する
ベランダは洗濯物を干したり取り込んだりと、何かと出入りする回数が多いうえに開けている時間も長くなりがちな場所です。
そんなベランダへの有効な対策は、とにかく猫が近くにいるかどうかを確認し、ベランダに面した室内から遠ざけることです。
人の足の間をうまくすり抜けてしまった場合には、外に出たことにさえ気がつかず、そのままベランダへの窓を閉めてしまったなんてケースもあります。
ベランダに出る際には、猫がベランダに面した部屋にいないことを確認してその部屋のドアを閉じ、万が一にも脱走してしまわないように気を付けましょう。
脱走だけではない!一戸建て住宅によくある猫用足場の注意点
室内飼いの運動不足解消やダイエット目的で、室内にキャットウォークなど設置されますが、見過ごしやすい注意点を知っておかないと大切なペットを守れません。
ゲートや扉近くには設置しない
最初の注意点は、階段状に登っていくキャットステップが脱走防止用の内扉やゲートを飛び越えてしまえるようなルートを作っていないか確認しましょう。
内扉やゲートそのものは飛び越えられなくても、キャットステップを登っていけば上の隙間から乗り越えられてしまうようでは対策した意味がありません。
脱走防止対策を無駄にしないためにも、キャットステップを設置する際には、外へ出るルートにならないかを入念に確認します。
天井近くまで設けるキャットウォークも、同じように外に出るための足場となってしまいやすいので、設置する場所にはよく注意しましょう。
何かあったときのために人の手が届く範囲に留める
次の注意点は、キャットウォークなどの設置場所や設置範囲などで、飼っているペットの性格をよく考えてから場所や範囲を決めると良いでしょう。
そもそも運動が苦手であれば、ほとんど使われることがありませんし、個体によっては体調を崩した際の隠れ場所として活用することもあります。
もし人の手が届かない範囲にキャットステップやキャットウォークを設置した場合、いざという時に大切なペットを保護することが難しくなってしまいます。
家のどこに設置するにしても、ハシゴや脚立などを使えばどこにでも手が届くようにし、ペットにしか行けない場所を作らないことが大切です。
滑りにくい素材と加工を施す
最後の注意点は猫の命を守るために非常に重要なポイントで、室内の見た目を損なってでも実用性を重視してもらいたい部分です。
人の快適性や見た目の美しさを重視すると、サラサラとした手触りの良い素材を選びがちですが、それでは猫が足を滑らせてしまう危険が高まります。
足の裏側まで毛で覆われている長毛種や年老いた個体であれば、滑りやすい素材のキャットウォークやステップはとても危険で、高いところから転落してしまう可能性もあるのです。
キャットウォークやキャットステップを設置する際は、人の好みではなく猫の好みや実用性を重視して素材選びから考えてみてください。
まとめ
注文住宅でも建売の一戸建てでも、ペットと共生しやすい環境は後からでも整えることができますが、ちょっとしたことが脱走や怪我につながります。
ペットの安全と人の快適な暮らしがどちらも叶うように、さまざまな対策を練って工夫して、一緒に楽しく暮せる環境を整えてみてください。
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