住宅ローン借り入れの基本の流れを抑えよう
住宅ローンを借りるとき、どのような手順を踏めばよいのでしょう?大まかな流れとポイントを理解しておくとスムーズに進めることができます。
物件探しと同時進行で段取り良く進めましょう。
マイホームを購入するために組む住宅ローンなので、そのダンドリは、物件選びの流れと離しては考えられません。それぞれのタイミングでどのような手続きが必要なのか、基本的な流れを確認しておこう。
どの住宅ローンを借りるのか情報収集から始めよう
住宅ローンは都市銀行、地方銀行や信用金庫、ネット系の銀行などさまざまな金融機関が扱っています。それぞれの金融機関のホームページに詳細な情報が掲載されているほか、住宅ローンの情報を集めたサイトも参考になります。よく分からない場合は、まず不動産会社の担当者に相談してみるのが良いでしょう。ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーなどの資格を持つ担当者も多いので資金計画の相談にものってくれます。
購入希望の物件が決まったら、住宅ローンの「事前審査」を受けます
気に入った物件が見つかったら「購入申し込み」をするタイミングで、住宅ローンの事前審査を申し込みます。住宅ローンの審査は、仮審査(事前審査)と本審査の2段階で行われるのが一般的です。万が一、審査が通らない場合を考え、住宅の売買契約を結ぶ前に事前審査を受けておけば安心して売買契約にまで進むことができます。事前審査は1週間程度で結果が出るでしょう。
■住宅ローン事前審査で必要な書類
本人確認資料 |
運転免許証、健康保険証、パスポートなど |
収入に関する書類 |
【給与所得者】源泉徴収票 【自営業者】確定申告書のコピー |
物件確認資料 |
パンフレット、チラシ、図面など |
売買契約を結んだら住宅ローンの本審査を申し込みます
事前審査が無事に通って、売買契約を結んだら住宅ローンの本審査を申し込みます。
本審査ではより詳細な審査が行われますので期間も長く、揃えなければならない書類も増えます。
■住宅ローン本審査で必要な書類
本人確認資料 |
・運転免許証、健康保険証、パスポート ・住民票 ・印鑑証明書 |
収入に関する書類 |
【給与所得者】源泉徴収票、住民税課税決定通知書 【自営業者】確定申告書のコピー、申告所得税納税証明書など |
物件確認資料 |
・パンフレット、チラシ、図面 ・売買契約書、重要事項説明書 ・土地・建物の登記事項証明書など |
住宅ローン契約を結ぶ
本審査を無事に通過したら、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約)を結びます。この契約の時点で住宅ローンの金利タイプや返済期間などが決定します。
住宅ローン実行(融資実行)
借りたお金が銀行から支払われることを「住宅ローン実行(融資実行)」といいます。住宅ローンの実行は物件の引き渡しと同時に行われるのが原則です。住宅ローンの実行と引き渡しが行われる日には、登記手続きも行われます。土地と建物について購入した人の所有権を登記し、さらに金融機関の抵当権も登記します。
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